校長室の窓から

学校長　　��橋いさ美

平成２４年度　　３月 　 ３月７日（木）　 外国の文化を知ろうと中学部３・７・８組と小学部１１・１２組で、本校の保護者でブラジル国籍の方に授業に来ていただきました。通訳の方もご一緒で、簡単なポルトガル語の挨拶やブラジルの食べ物のことなど教えていただきました。 　卒業式　　〜卒業　おめでとう〜 　今年も来賓の方々や保護者の皆様のご出席をいただき、無事に本校２回の卒業式を終えることができました。ありがとうございました。 　３月８日（金） 高等部３年生２４名が本校を巣立ちました。 　卒業式には２４名全員そろって、一人ひとり立派に卒業証書を受け取ってくれました。自立をめざして、それぞれの道を力強く歩んでほしいと願っています。 　高等部３年間で学んだことを活かして、それぞれがその持てる力を発揮して、自分らしく、社会への一歩を踏み出してください。 ３月１２日（火） 小学部　「ともだちのつどい」 小学部高学年グループでは、「ともだちのつどい（６年生とのお別れ会）」が行われました。卒業生へのプレゼント渡しや在校生からの出し物や卒業生の発表など、前に出た６年生の緊張しながらもうれしそうな表情が印象的でした。 そのあと、今年１年間児童会の役員として頑張ってくれた人たちに「修了証」を渡しました。みんなの前で司会や進行役を果たしてくれました。よくがんばりました。お疲れ様でした。 ３月１４日（木） 小学部６年生１３名、中学部３年生１５名が卒業しました。それぞれ、中学部に、高等部に、１名は高等養護学校に進みます。新しいスタートを切る卒業生に、私はお祝いの言葉として、「あ」から始まる３つの言葉「あいさつ」「ありがとう」「明日」を贈りました。 「あいさつ」は「心に届ける贈り物」です。笑顔で挨拶できる人になってほしいです。「ありがとう」は人を幸せにする言葉です。いっぱいありがとうを言える毎日を送ってほしいです。「明日」はどんな時でもやってきます。自分を信じて明日に向かって、前を向いて歩いてほしいです。 　校長として、皆さんの卒業式に立ち会えたことをうれしく思います。　　　　　 　卒業制作 小学部は昨年の卒業生が作ってくれた中庭の「花壇」のまわりに、一人一人が色づけしたレンガを並べて整備して、さらに花壇を広げてくれました。花壇には柴桜をたくさん植えてくれました。６月頃にはきれいな紫陽花の花や柴桜の花が咲いて、みんなの心を和ませてくれることと思います。小学部の卒業生の皆さん、ありがとう。 　中学部は学部集会で使えるようにと「歌詞ボード」を作ってくれました。中学部の卒業生の皆さん、ありがとう。 　高等部は、グランドで使用する大きな「時計板」を作ってくれました。時計の周りには、卒業生一人ひとりが作った陶板が飾られています。体育やクラブでグランドを使用する時に確かな時を刻み、みんなのことを思い出させてくれることでしょう。大切に使わせていただきます。高等部卒業生の皆さん、ありがとう。 ３月２１日（木） １月３０日に教職員対象に人権研修会の講師としてお招きした草津市のエールコーポレーション株式会社の代表取締役社長である白井幸則さんがご来校くださり、本校の子どもたちのためにと、サッカーボールとオーブンレンジ、ラミネータなどたくさんの物品をご寄贈いただきました。研修会でご縁をいただいたことで、会社の皆様からのご浄財まで丁戴しました。いただいたご厚情に感謝して、大切に使わせていただきます。本当にありがとうございました。 ３月２２日（金） ３学期終業式・修了式 ３学期は餅つき、中学部スケート、高等部スキーといった冬らしい行事や卒業式など、大きな行事がありました。卒業生のいない寂しい終業式・修了式でしたが、小学部はダンス、中学部は和太鼓の演奏などを発表してくれました。 　４月からは１学年進級します。春休みを元気に過ごし、４月８日に登校してくれることを楽しみにしています。 　 今年度お世話になったボランティアの皆様へ 今年度も本校の教育推進にと、たくさんの地域の皆様や学生ボランティアの方々にご支援をいただきました。本当にありがとうございました。心からお礼申し上げますとともに、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。 　特に、今年度、高等部の作業学習では、以下のそれぞれの班でボランティアの方々にお世話になりました。 さをり織りの縫製指導や作品作りにおいて、坂下和子さんにお手伝いいただきました。おかげで今年もたくさん生徒が織った布での作品をたくさんの人に見ていただき、買っていただくことができました。 　食品加工では、本校の保護者でもある上平木町の「パンのカワバタ」さんに３度もご来校いただき、パン作りのご指導をしていただきました。川端さんは「いのちのパン」の名称で各種の健康パンを製造、販売されておられます。「おいしく食べて健康一番」をモットーに、評価の高いパンがどのようにして出来上がるのか、生徒も興味津津でした。自分たちもこんなふうに作れたらとの感想もあり、日々の授業づくりの参考にもなりました。 　皆様本当にありがとうございました。 　また、八日市の「ふれあい美術館」様には、高等部生が作業の時間に作りました作品を、今年も年間を通じて常時展示していただき、販売もしていただきました。本当にありがとうございました。お礼の気持ちを込めて、陶芸班が作成したランプシェードを美術館玄関に飾っていただきました。 　次年度も「地域に開かれた学校」として、日頃の教育活動の充実と発信に努めたいと考えます。 　１年間「校長室の窓」をご覧いただき、本当にありがとうございました。